丸どり

1. 鶏は流水で腹の中をよく洗う。
2. ヒップの先端(肛門)は脂肪が多いので、切り取る。
腹の中に脂肪もあれば取り除いておく。
3. 餅米は洗って30分水に浸しておく。
4. 鶏のお腹にもち米を半分詰める。
5. にんにくを詰める。
6. あれば高麗人参を詰める。
無ければにんにくを多めに詰めます。
7. 干しなつめを詰める。
8. ぎんなんを詰める。
9. 栗を詰める。
栗のシーズンであれば栗を無ければ甘栗を使う。
栗の甘露煮は煮崩れしませんが、甘いので水を何回か
取りかえて甘さを抜いてから詰める。
10. 最後に残りの餅米を詰める。
餅米が水分で膨らむので詰め物は90%くらいにする。
色々なものを詰めて、香りを閉じ込めるという考え方です。
11. 中身が出ないように、爪楊枝2本で縫って止める。
12. 足を交差してタコ糸で縛る。 中身が出ないように
また見栄え良くするために縛ります。
13. 鶏のお腹を上にして土鍋に入れ、ひたひたの水を加える。
14. 生姜のスライスを入れて強火にかける。
沸騰したら弱火にする。
15. 土鍋のふたをして煮る。
16. 浮いてきたアクや脂肪を取り除く。
アクとりペーパーをつかえば多くの脂を取り除けます。
17. 約2時間煮込む。
目安は水分が1/3程度になるまで。
18. 圧力鍋があれば、時間を大幅に短縮できます。
吹きこぼれ防止のため、鶏と水を入れて鍋の2/3を超えない
ように水を加減します。 もち米がお腹に入っている分煮えに
くいので、時間は少し長めに加圧します。
一般的な圧力鍋なら、圧力がかかってから弱火にして30分。
自然放置して圧力を抜く。
19. 圧が抜けたらふたを取る。
脂肪は、土鍋より圧力鍋の方がしっかり抜けます。
アクとりペーパーで取り除きましょう。
20. 一人用の土鍋や、韓国のチゲにも使われるトッペギという
土鍋に移し替えてもいいでしょう。
21. タコ糸をほどき、爪楊枝をはずす。 温め直して錦糸玉子、
松の実、ねぎを散らす。あれば糸唐辛子も。
より韓国風にしたい場合は、卵を白身と黄身に分け、別々に
焼いてから千切りにします。
22. おたまで潰す。
やわらかくなっているので、簡単につぶれます。
23. 小皿に塩と黒胡椒を盛り、鶏肉をつけてお召し上がりください。
スープもお椀に入れ、塩・胡椒を自分好みの量に加減して
いただきます。
カクテキキムチともよく合います。
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★全体量について★
頭やもみじ内臓を処理しますと、表示重量3.1~3.3kgから減ってまいりますので、ご了承くださいませ。